犬
2016年11月28日
水素水とペット
ペットに水素水を与えると効果があるのでしょうか?
ペット用の水素水も人間用の水素水と同じく、普通の飲料水と味や香りにほとんど違いはありません。
ペットが水素水を飲みたがる場合は飲みたいだけ飲ませてあげて大丈夫です。
ペットの体調を観察しながら普通の飲料水と置き換えていくのが良いでしょう。
しかし中には、いつもの飲み水と違うということでなかなか飲んでくれないケースもあるそうです。
その場合はミルクを数滴落として呼び水にしたり、運動後やドライフード摂取後など、水分を必要としている場合に与えてみてはいかがでしょうか。
健康にも美容にも効果的な水素水ですから、「大切な家族であるペットにも飲ませてあげたい!」と考えるのは、飼い主であれば当然のことででしょう。
しかしながら、人間にとってどれほど体に良い食べ物であったとしても、それが必ずしもペットに有効だとは限りません。
それでは水素水の場合はどうなのでしょうか?
結論からいえば、現時点ではまだ研究例や治療例が少なく、データとして科学的に効果がはっきり証明されたとは言えないのが現状です。
とはいえ、哺乳類であれば病気や老化の仕組みは人間と同じで、活性酸素によるものだと考えられています。
少ないサンプルながら、水素水によって活性酸素が除去されたという報告もされており、実際にアレルギーの改善なども見られていますので、「高い確率でペットにも効果が期待できる」という考え方が主流となっているようです。
犬や猫は、人間以上に腎臓病の発症率が高く、おまけにそのまま死に繋がることも多々あります。飲み水として日常的に水素水を与えることで、病気予防の効果は充分に期待できるといえるでしょう。
少なくとも、水素水そのものがペットにとって毒だということは無いと思います。
注意点といたしましては、市販されている一般的な水素水には、ミネラルが豊富に含まれています。ミネラルは人間の体内では作り出すことができない成分ですので、人間が飲む分には非常にありがたいのですが、いざペットに与えるとなると注意が必要です。
なぜなら、人間にとっては適量だったとしても、体が小さいペットにとっては過剰摂取になってしまうためです。
ミネラルを摂りすぎると、嘔吐や下痢、内臓障害などの副作用が考えられます。また、腎臓に問題がある場合にはミネラルを適切に分解できなくなることもあります。
水素水を与えることで体調を崩すようであれば、水素水を一日おきにしてみるなどの対処を考えてみましょう。また、ペット専用の水素水を販売しているメーカーもありますので、気になる人はそちらもチェックしてみましょう。
また、「水を毎日取り替えるなんて、当たり前のことだ!」と思う人もいるでしょう。
しかし水素水の場合はどうしてもコストが高いため、飲み残しがあるとついついもったいなく感じてしまいがちです。
一日ぐらいならいいだろうと油断した結果、かえってペットが体調を崩してしまうというケースもあるようです。
そもそも、水素水は空気にふれると水素が逃げていくものです。一日経ってしまえば水素はもう残っていませんから、ただの古い水に過ぎません。
たとえ大量に飲み残されていたとしても、きちんと毎日新鮮な水に替えてあげましょう。